第129回:Zac.海を渡る 其の参(2002/11/12)


さて、第3回目となりましたアメリカ話。
興味の無い方には大変申し訳ございません。
もうしばらく御付き合いください。
予告通り、私が歩いてこの目で見たラスベガスという街を紹介したいと思います。
今回も、適当に面白かった出来事などを並べる形式にします。


<ラスベガスという街>

一言で言えば街全体がディズニーランド
老若男女に愛されるあのテーマパークを作った国というだけあります。

ホテルの周りにジェットコースターが走るわ、
噴水は爆発するわ、
ショッピングモールに水路あって船が走ってるわ、
不気味な青色で煌く五重塔があるわ、
その向こうにはパリのエッフェル塔が見えるわ、
もう、何処から見ても隙がありません。


五重塔の向こうにエッフェル塔


爆発する噴水(火山らしい)

ちなみに、五重塔は一応ホテルなのですが、
ホテル名が「インペリアルパレス」、訳すと「皇居」です。


<爆走する権力の象徴>

やはり、権力の象徴というイメージの強いリムジンが街中を縦横無尽に走っていました。
カーブ曲がれるのが不思議なくらい長過ぎ、というかやり過ぎ。
あと、ちらっと見えたのですが、車内のライトはシャンデリアのようで。
日本じゃどう頑張っても流行らないだろうな、と思いました。


<ラスベガスゲーム事情>

実は2日目の夕食は貸し切ったゲームコーナーでの立食パーティみたいな感じでした。
(ビリヤードとかダーツもあったのでゲームセンターと言うよりはゲームコーナー)
当然、時間内は無料で全てのゲームができます。
結局はビリヤードでしか遊ばなかったんですけど、並んでいるゲームは一通り見てきました。

基本的に大型筐体しかありません。
(ジョイスティック系アップライト筐体は一つもなし)
ですが、肝心のその中身は日本でも馴染みの深いものばかり。
LAライダー、ジュラシックパーク、クレイジータクシー、デイトナUSA2、
インディ500、ハウス・オブ・ザ・デッド、バーチャコップ等など。
大半は車物と銃物というのが御国柄を表しているような気がします。
そういえば、上記ゲームは全部SEGAの作品ですね。
興味深い所ではダンスダンスレボリューション USAバージョン
プレイしたい衝動に著しく駆られたのですが、私のダンス魂を見せるのは勿体無いので止めました。
というか、単に集まって来られるのが嫌だっただけですが。

あとはバスケットボールのフリースローをやるゲームとかエアホッケーとかがありました。
日本では馴染み深い大型筐体であるストラックアウトは流石に無かったです。

ちなみに、ゲームに興じるアメリカ人って
どうしてあんなにエキサイティングなんでしょう。
レースゲームに興じるアメリカ人のはしゃぎ様を見ただけでも満足でした。

しかしまあ、アメリカ人の感情表現ってのは最高ですね。
みんなこんな感じの素敵な笑顔とリアクションを見せてくれます。


アメリカの子供向け用番組のお兄さんと思われます


<豪華に光るホテル名>

何処もかしこもネオンで眩しい街なのですが、
ホテル名まで豪華に光っているとは思いませんでした。
ある意味、「品川プリンスホテル」の文字がピコピコ点滅しているのと一緒です。
そんな大それた事、日本じゃラブホテルくらいしかできません。


<遠近感がおかしい>

歩くと分かりますが、目的地が結構近くに見えている筈なのに
実際に歩くとかなりの距離があったりします。
日本と明らかに感覚が違いますね。
同じ地球上なのに何故だろうと考えちゃいます。

路上で自転車タクシー(京都嵐山で言う人力車みたいなもの)が
客待ちしているのを見て内心バカにしてたのですが、
意外に需要がありそうだなあ、というのを歩いてみて実感しました。
予想通りというか、利用している人は一回も見ませんでしたが。


<GEISYA BAR>

やっぱりありました、ゲイシャバー。
インペリアルパレス内にあったのですが、何故か店員は親父しかいませんでした。

あと、「SUSHI BAR HUJIYAMA」もありました。
入口に「寿司」と書いてある赤提灯がぶら下がってたのが印象的。
誰だ、あんな赤提灯作ったの。


<アメリカから見た日本>

アメリカから見て日本がどう書かれているのかに興味があり、
アメリカ版の「日本旅行ガイドブック」を探し回りました。
日本で言う「るるぶラスベガス」みたいな物ですね。

結局は高くて買えませんでした。
向こうには「るるぶ」のような手軽な情報誌は存在しないようで、
旅行雑誌とは程遠い分厚い資料集みたいな本しか置いてありません。
中身は写真よりも字の方が多いくらいでしたので。

ただ、その本の裏表紙に使われている写真にはひっくり返りました。
酔っ払いサラリーマン二人(片方眼鏡有)が肩組んで歩いてる写真
だったのです。
日本の認識などこんなものなんですよね。

やっぱりこの本買ってくれば良かったなあ・・・ネタとして最高だったのに。



第3回はここまで。
次回は番外編として私が購入した御土産を紹介したいと思います。
多分、次が最終回になるかと。

<BGM>
  ジンギスカン(ジンギスカン)
 [ ジンギスカンBEST ]