第181回:大事件の結末(2003/12/15)


前回のコラムで述べた通りテレビが壊れました。
情報収集に欠かせない重要なライフラインですので、
泣く泣く少ない貯金を下ろして買いに行きました。

折りしも世間では冬のボーナスが出た後の週末、
某新宿西口の有名量販店はPSXの発売も重なって大フィーバー。
テレビ売り場もボーナス効果による購買客増加を見込んでか
今流行りの液晶・プラズマテレビをこれでもかと言わんばかりに陳列。
予想通り、安い買い物でもないというのに客の多いこと多いこと。
見るとレジにも結構人が並んでるんです。
みんな液晶なんですねー、プラズマなんですねー。
その前に、みんなボーナスなんですねー。

そんな時代の最先端を行く最新機器に目を輝かせる人達を尻目に、
(デジカメ・大画面プラズマ/液晶テレビ・HD内蔵DVDレコーダーは現代の三種の神器だそうで)
液晶・プラズマの煽りを受けて端っこに追いやられてしまった
先のコーナーとは打って代わって全然人のいないブラウン管テレビコーナーへ。

ええ、そりゃどうせ買うなら液晶とかプラズマとかの方がいいですよ。
でも、こっちは失ってしまったライフラインを回復するのが先決であり、
その為には悠長に液晶とかプラズマを選んでいる暇はないのです。
と、もっともらしい理由を自分に言い聞かせてテレビを選び始めました。
本当はボーナスが出ない会社に勤めていて買える大金が無いだけですが。

さて、私のテレビを含めた電化製品を選ぶ基準ですが、
予算的なことが大前提にあるとして(今回は5万円)、
まずはメーカーが「SHARP」であることを重視します。
その理由は、X68000というパソコンを世に放ったSHARPが私にとってのであるから。
余程の事を除いて、私の家にある電化製品は殆どSHARP製です。
(SHARPが作ってないとか、予算が合わないとか、そういう場合は泣く泣く他社製品)

次に「買える範囲で最高の物」であることを重視します。
まあ「安物買いの銭失い」という言葉を何気に信じている人間ですので。
予算内で一番良いやつと言っても、自分の機能ニーズにはある程度合わせますけど。
何より、買える範囲の一番良い物を買えば大事に扱うと思うんですよ。
物への愛着が沸くこと、これ重要です。

何気にデザインとかも気にする方ですが、
絶対的な拘りがある訳ではないので基準にはなりません。
多少デザインが気に入らなくても、SHARP製であれば許してしまうので。

この他はあまり考えません。
最早、この時点で「本当に大事なこと」を考えていないことが分かります。

で、上記基準を満たした納得の出来るテレビを購入してきました。

そう、29インチ大型テレビを。

いや、もうデカいデカい。
ストライダー飛竜に「そんな玩具は必要ない」と怒られてしまいそうなほどデカい。
店で見た時は「こんなもんか」と思いましたけど、
あれは店側の策略で小さく見せてるだけです。

私の部屋に遊びに来たことがある方なら声を大にして言うと思います。
「貴方の部屋に入るんですか?」と。
でも、御安心を。
無事入りましたよ。
配送業者は階段登るのが大変そうでしたけど(ゴメンナサイ配送業者様)

私の部屋に遊びに来たことがある方なら声を大にして言うと思います。
「貴方の部屋に置けるんですか?」と。
でも、御安心を。
設置も勿論OKです。
行き場を無くしたものが沢山増えましたけど。

ただ、やっぱり大画面でゲームは良いですね。
beatmaniaIIDXのムービーを流せば雰囲気出ますし。
縦スクロールのシューティングゲームは恐ろしいほどやりやすいです。
また、弥生も樹もつぐみんも潤ちゃんも氷室も、みんな大画面で拝めます。
ビッグ潤ちゃんやビッグ氷室は大迫力ですよ。
画面から飛び出してくるのではないかと心配してしまうほどです(←バカ)。

予想外の大事件にちょっとしょんぼりしてましたが、
29インチテレビの威力にちょっと立ち直りました。
「大画面効果」ってやつですな。

というか、自分でもバカだと思いました。
ワンルームマンションに29インチテレビは無謀だと。
メーカーとか機能ではなく、最初に部屋相応か考えることを学習した方が良さそうです。

余談ですが、みんな液晶・プラズマテレビ買いすぎー。
ボーナスの使い道ってそんな感じなんですね。
あーいいなあー。

<BGM>
Drivin' (NAOKI feat. Paula Terry)
[ beatmaniaIIDX visual works vol.1 / KONAMI ]