第184回:『J』な理由(わけ)(2004/01/05)


どうも、あけました。
2004年一発目のコラムは、どうしょうもない妄想が引き起こす
私の頑固さと執念深さと諦めの悪さを暴露してみたいと思います。

最近、携帯のバッテリーの消耗が激しくなりました。
メールを4〜5回交わすと電源のメモリが一つ減ってしまう程の激しさです。
勿論、通話も同じことが言えます。
5分〜10分の通話で電源のメモリが一つ減ってしまうくらい。
幸い写真だ何だという付加機能は全然使わないので
何とか一日稼動分の充電は確保できています。
まあ、あと1ヶ月で使用期間が2年にもなる古い携帯ですので、
明らかにバッテリーの寿命であり、仕方が無いと思っています。

私のキャリアは最近名称変更になった『V社』のものです。
まだまだ言い馴れないので、勝手ですが『J社』と呼ばせていただきます。

元々は親の勤め先の関係上『N社』の携帯を使用していたのですが、

@私の友人・知人関係の携帯がJ社ばかりだった
A当時N社の携帯メールは送受信に問題があった
BSHARPが一番力を入れていた
C当時、SHARP製携帯は文字変換が一番優れていた

という単純な理由からJ社に寝返ったのでした。
まあ、はっきり言ってしまえばかなりの親不孝者です。
今でも家族で携帯の話になると私はその場から脱出します。

当時(2000-2001くらい)、『J社』には勢いがあり、
藤原なんちゃらとか言うギャラの高そうな姉ちゃんを広告塔にするなど
スタイリッシュでクールなイメージを前面に押し出して
若者層(特に高校生)のハートをガッチリ鷲掴みにしていました。
カラー液晶・写真機能などの流行は『J社』から生まれたものですし。

しかしまあ今の携帯は、過去の積み重ねが大きい『N社』
第3世代携帯と謳われるようになって躍進した『K社』が一騎打ちの様相を呈しており、
『J社』なんざ蚊帳の外みたいな感じになっています。

そこへ来て私の携帯が寿命間近。
誰がどう見ても、別のキャリアへ変更する格好の機会であることに間違いありません。
SHARPが出している最新の『J社』携帯はあんまり格好良くありませんし、
それでも『J社』の中では最上位機種になるため機種変更料も高いときています。
まあ、格好良い悪いは私の好みによるものですが、
携帯業界の先行きを考えてもそろそろキャリア毎に替え時かとも思う訳です。
運良く最近はSHARPが『N社』に力を入れ始めましたし。

全然話は変わるのですが、
以前から携帯業界は昔の国産パソコンの勢力図に似ているなあと思っていました。

N社携帯 → NEC・PC-9801シリーズ
J社携帯 → SHARP・X68000シリーズ
K社携帯 → 富士通・FM-TOWNSシリーズ
Tu社携帯 → MSX規格

とりあえず物量作戦で先頭に立つ『NEC・PC-9801』
世間の常識を逸脱する機能やスペックを掲げてくる『SHARP・X68000』
堅実にターゲットを定めてジワジワと攻めてくる『富士通・FM-TOWNS』
※異論のある方はいらっしゃると思いますが、私の頭の中ではこんな感じです。

先に説明した勢いのあるときの『J社』は
その当時の標準をはるかに上回るスペック・機能を搭載して攻めてきました。
どうもそういった姿勢が、私の頭の中でX68000と被ってしまうのです。
携帯の最先端もSHARP製でしたしね。
ついでに言えば、敗北の道へ進む姿もなんか似ているような気がしてなりません。

ここまで書けば鋭い方はもうお分かりだと思います。
そう、私は『J社』を捨てられないのです。
どことなくX68000な香りがするJ社を捨てられる筈がありません。

捨てられるとしたらSHARPが『J社』の携帯を生産しなくなった時でしょう。
その前に『J社』がダメになってしまうかもしれませんが。

良く言えば「忠義の士」みたいな感じなんですけど
結局は頭が悪いというだけで自分でもどうかと思います。

まあ、動きの激しい業界ですから大きいことは言えないんですけど、
少なくとも次の買い替え(2月くらい)は『J社・SHARP製』のままいきます。
全く他キャリアを調べてないのは当然のこと、
同キャリアでもSHARP製以外の携帯には目もくれてませんので。


<BGM>
Into The Super Battle (スーパースターソルジャーStg1)
[ SUPER TAKAHASHi / WOODSOFT ]