第208回:教育(2004/07/14)


フランチャイズ展開している料理店で多いと思うのですが、
アルバイトで外国人を雇っていることがあります。
日本人より人件費が安かったり日本人より真面目だったり、
店側にもメリットは十分にありますから、雇用すること自体は問題ありません。

ただ、日本の文化や日本語に慣れていないこともあり、
大概は態度や応対がメチャメチャです。
うちの近所にも積極的に外国人を雇用するラーメン屋があるのですが
例に違わず油断しているとひっくり返りそうになる応対をしてくれます。

店に入ると「イラシャイ!」
料理を出すときには「ハイ」←スゲー投げやりに言う
店を出る時は「アリガト!」
なんか威勢のいい頑固親父が応対してるみたいです。

そして料理を注文するとかなりの確率で間違えてくれます。
「チャーハンセト(セット) ヒトツ デスカ?」「いや、セットじゃない。」
みたいなやり取りを頻繁に目にします。
まあ注文を繰り返すときに間違いが発覚するので
致命傷には至らないところが救いでしょうか。

まあ店員が必死で頑張っているのは分かります。
私もこの応対に目くじら立てるようなことはしません。
あたたかく見守るくらいの余裕はあります。

ただ、店に対してはちょっと疑問に思ってしまうんですよね。
正直、店側の判断で客の前に出す以上、
責任を持って店側でしっかり教育して欲しいところ。
これは日本人だろうが外国人だろうが一緒です。
日本人で全然教育が行き届いていないのは論外として、
外国人も全て「日本語は不慣れだから仕方ない」で許される訳ではありません。

こういうとこからも店の良し悪しってのは滲み出てくるもので
他の店員の態度とか店の雰囲気とかもあまり良く思えない現状になっています。
まあここはあんまり本社の人間の目が行き届かないんでしょうね。
ってことは本社自体がしっかりしてないのか、そりゃ。

そう言えば、その昔某牛丼チェーン店で

 客「並盛ください」

店員「ありがとうございます!特盛一丁!!

という元気は良いが全然人の話を聞いてない店員もいたなあ。
これは教育されていても元気が空回りという例だと思いますが。
この時、牛丼を食べていた人間全員が噴き出していました。


<BGM>
Lament (KOTOKO)
[ 羽 -hane- / GENEON ]