第268回:サボり色々(2006/03/30)


一年というのは誠に早いものでもうそろそろ4月ですね。
あと2日もすれば通勤電車や街中で初々しいフレッシュマンを沢山見掛けることになります。
新社会人達が緊張した面持ちで真新しいスーツを着る姿を見ると
「昔は私もこうだったなあ」と懐かしさに浸ってしまい……って、おい誰だ今笑ったやつ!

いや、昔から私を知っている人間にはとても信じられない話かもしれませんが、
社会人一年目というのは私もそれなりに緊張していたというかかなり必死でした。
仕事云々というより、自分の力で生活しなければならないことに。
一人暮らしだったので生活するためにしっかり稼がなければいけなかったもので。
以降、紆余曲折あって転職したりなんかして、
美味しんぼの山岡士郎ばりのグウタラ社員のような現在に至る訳です。
(勿論、今でも自分の力で生活しなければならないことに対する適度な緊張感はありますよ)

ここをご覧になっている方で4月から社会人という方もいらっしゃると思います。
まあとにかく社会人一年目というのは色々な意味で大変ですが、めげずに頑張ってくださいね。
初めてボーナスを貰ったときには「頑張って良かった!」と思えるそうですから、
それを目標にするのも一つの手かもしれません。
私はボーナスを貰ったことないのでサッパリ分かりませんけど。

さて、一年目は色々と大変な社会人ではありますが、
働いて数年が経つと自分なりの上手い「サボり方」が自然と身に付くようになります。

業種によってサボりの質や方法が違いますので、サボりか否かの線引きは難しいところですが、
例えばルノアールとかで昼間から踏ん反り返って寝ているサラリーマンなんかは
あれは外回り組営業マンの代表的なサボり−スタイルになります。
疲れていると思いますのでそっとしておいてあげてください。

個人的には「気分転換」の範疇でのサボりならどんどんやっていいと思っています。
仕事において大事なのは、効率良く手掛けて早く済ませるということ。
気分転換をすることで仕事が捗るのであれば、結果として仕事を効率良く手掛けることに結びつきますので。
また、集中力が無くなったことにより発生するミスを回避する結果にもなると思います。
とは言え、上でも述べた通り業種による質の違いなどもあって
気分転換とサボりの境界線は明確に引けないため個人個人の判断に任せるしかないのですが。
そこが難しいところですね。
参考までに、私は「人に迷惑を掛けないレベル」でと心掛けるようにしています。

で、そんな各個人のTPOに合わせた数ある「サボり方」の中で一つ不思議なことがあるんですよ。
それはパチンコやスロットの店でサボること。
外勤が終わって会社に戻るときパチンコ屋の前を通ると、真昼間からスーツ姿で入っていく人を結構見ます。
昼休みというケースも考えられないこともないですが、まあほぼ間違いなく勤務時間中でしょう。
休日にわざわざスーツ着てパチンコ屋に行く人はまずないでしょうし。

いや、別にパチンコやスロットが悪いとは思いませんよ。
人に迷惑を掛けないレベルで遊び、それが気分転換になって以後の仕事が捗るなら十分です。

ただ、あれってフィーバーしたときに気軽に抜け出せないですよね。
「ちょっと30分のつもりで打ち始めたらフィーバーしちゃってどうしましょう」
なんて状態になる可能性も十分にあると思います。
その場合、諦めて帰社したら後で後悔するでしょうし、帰社しなくても別の意味で後悔しそうですし
なんかギャンブルの中で別のギャンブルやってるような感じがします。
パチンコやスロットをやるのが楽しいだけで勝ち負けはどうでもいい、という姿勢なのでしょうけど、
それでもフィーバーすれば欲が出てしまうのではないでしょうか。
多分、私は欲が出そうな気がします。いや、間違いなく出ますね。

その辺をどうやってコントロールしているのかなあ、と
外勤帰りの途中でパチンコ屋に入っていくスーツ姿の男性達を眺めて思いながら、
私はその横のゲーセンに入ってIIDXでサボるのでした。

私の気分転換は「So Fabulous!!」(DistorteD新曲)で決まりです。


<BGM>
スタッフロール (ファミコン探偵倶楽部 PART2 うしろに立つ少女)
[ DISK SYSTEM RARE SELECTION / SCITRON ]