第269回:その目で私を見るな(2006/04/12) | |
先日、うちの連れがお土産にこんなものを買ってきてくれました。 これは「キムカツ」という広島の木村拓也と楽天のカツノリをニ身合体させたプロ野球選手 ではなく、豚ロースを超薄切りにしてミルフィーユのように重ね合わせて衣で揚げた トンカツのようでトンカツでない新時代のトンカツ(自分で言って訳分からなくなってきた)の店で テイクアウト用に売られているカツサンド「キムカツさんど」の箱になります。 ああ、もう自分で言っててワケワカメなので詳しくはこちらをご覧ください。 キムカツオフィシャルサイト:http://www.kimukatsu.com/top.html 勿論、中身のキムカツサンドは美味しく頂きました。 確かに肉が柔らかくてとってもジュースィー。 トンカツのようでトンカツでない新時代のトンカツの味がしました。 さて話は変わりますが、最近はどのような業種のお店においても 「マスコットキャラクター」や「イメージキャラクター」を用意する傾向にあります。 不二屋のペコちゃん然り、ケンタッキーのカーネルおじさん然り、マックのドナルド然り、 お店の「イメージ」を固定するのは勿論、時には集客効果を狙ったりとその影響力は馬鹿にできません。 ただ、そのマスコットキャラクターやイメージキャラクターもピンキリであり、 上で挙げた有名なキャラクターはそれなりの由来や歴史があって定着した背景がありますが、 「店で扱っているもの」にちなんだキャラクターが適当(失礼)っぽく描かれる場合も多々ありますね。 食べ物系だと店でウリにしている食材をそのままキャラクターにするのをよく見かけます。 例えば、卵料理店ならニワトリ、北京ダック店ならダック、焼肉なら牛、トンカツなら豚、などなど。 例に違わず、キムカツさんどの箱にも可愛らしいデフォルメ化された豚さんが描かれていました。 ですが、こういうのを見る度にいつも思うんですよ。 暢気に恵比寿本店行きのバスを運転していていいのかよ、と。 恵比寿本店に着いた時点で料理されるのは目に見えて明らかじゃないですか。 下手に可愛く描かれているものだから余計に切なくなります。 ほら、なんか目が切ないんですよ、目が。 ああくそう、そんな目で私を見ないでくれ。 要するに、まだペコちゃんとかカーネルおじさんの方が安心するということですね。 別に奴らは料理される訳ではありませんし、強いて言えばカーネルおじさんは料理する側ですし。 でも、ドナルドは顔が怖いので安心できません。 <BGM> Crimson Calling [ 神曲奏界ポリフォニカ 主題歌 ] |