第279回:Zac.'s 風雨来記 最終章 前編(2006/08/06)




前回のコラムで「北海道行ってきます」と宣言してからちょうど一ヶ月。
ようやく北海道旅行の模様をお届けする運びになりました。

つか、おせーよ!!

と、100人中100人に突っ込まれそうな予感がしますが。
いや、東京に戻ってきてから今まで色々大変だったんです。
コラムを待っていた方(いるのか?)本当にゴメンナサイ。

さて、事件でシャ!では毎度お馴染みになりつつある私の北海道旅行記。
今回は『最終章』『さらば!摩周湖の妖精・時坂樹』というある意味で物騒な単語が並んでいます。
いやね、さすがに結婚となったらもう時坂樹がどうのこうの言ってられませんからね。
要するに、結婚式を挙げるのと同時に、時坂樹に別れを告げる目的があったという訳で。

あ、『最終章』は「もう北海道には行かない」という意味ではありませんよ。
それは多分無理です。
私から北海道を取ったら何が残るのかと。

では、いつも通り旅行の模様をつらつら書いていきたいと思います。


【 1日目(7/7)】

初日は観光とかそういうの一切なし。

朝一の飛行機で旭川に入り、お祝儀をくれた人へお礼の品を送ったりとか、
挙式の最終打ち合わせ・衣装合わせとか、旅行会社へお礼の挨拶に伺ったりとか、
二次会の場所の予約とか、そういったことで1日費やしました。
勿論、翌日に響くといけないのでいつもより早めに寝ています。

なのであまり書くことがありません、スミマセン。
一応、富良野まで行きましたのでこんな写真は撮ってきています。



やっぱりこの時期のラベンダーは綺麗ですねー。
(7月後半はもっと綺麗だと思いますが)

【 2日目(7/8)】

結婚式当日。
最後の最後まで不安だった天気も見事に晴れまして、絶好の結婚式日和となりました。

一週間くらい前から暇さえあればインターネットの天気予報を観ていたのですが、
観る度に晴れだったり曇りだったり雨だったりと、結局当日まで安心できなかったんですよね。
雨が降ると、挙式後の写真撮影もガーデンパーティも全てパーになってしまうので。
いや、ホント晴れて良かったです。

ちなみにうちのお袋が事前にテレビで天気予報を観た限りは雨だったらしいのですが、
だからと言って「向こうはもう一日中雨だよ!みんな傘持って出るって言ってるよ!」とか、
雨が降ることを自身満々に嬉しそうにアピールしてくるのは正直どうかと思いました。
こっちが「飽くまで予報だからね。」とか言っても「いや、雨だよ!」とか完全否定してくるし。
つか、嘘でも気休めでもいいから「大丈夫、晴れるよ。」とか言えよ。嫁さん泣きそうだったよ。

と、天気にも恵まれた私の晴れ舞台(一応)。
よく「何で北海道で挙げる(挙げた)の?」と聞かれた(聞かれる)のですが、
理由は本当に私の『趣味』なんですよね。ただそれだけ。
嫁さんが結婚式は教会で挙げたいと言うんで、それなら場所は北海道しかないと。
町が見下ろせる小高い丘の上で、家族と友人と北海道から静かに祝福されたいと。
余程のことが無い限りは一生に一度のことですから、やっぱりその辺の拘りは持ちたい訳です。
参列者は大変なんですけどね、実際。
ですので、あまり人を呼んでいません。
(教会が小さいこともありますが)

なお、元々は神社での挙式を希望していた私でしたが、
神前へ先導してくれる巫女目的だったということが見事にバレまして、
どちらがいいのか話し合う機会すら与えられず教会で挙げることに決定してしまいました。
ま、ある意味で予想通りの展開ですね。

あと拘ったことと言えば、挙式時の音楽リクエスト。
教会にあるパイプオルガンがかなり由緒正しい一品であり、
こいつは是非とも自分の好きな曲を弾いて欲しいと。
教会に聞いてみたところ、入場曲と退場曲は指定された曲からしか選べないが、
指輪交換時の曲だけは代金3000円を払えば希望の曲を弾いてくれる、との返答が。

これは頼むしかない!!

ちう訳で追加料金を払ってお願いしましたよ。
IIDX HAPPY SKYに収録されている『EDEN』という曲を。
(私が潤ちゃんに似合うとか何とか言ってる曲です。)
原曲の歌詞はそれっぽい(結婚式っぽい)のでOKかな、と。
ただ、BPM200とアップテンポな曲なのでスローテンポに、
盛り上がる部分でサビの部分を弾くようにアレンジしてもらいましたが。

上に挙げた『北海道で挙式』と『指輪交換時の曲』以外は嫁さんの望むようにって感じでした。
主役は間違いなく嫁さんですから。
つか、北海道で挙式に拘る時点で相当「我侭」だと思いますけど・・・・・・。
指輪交換時の曲は教会が用意した曲に良いものが無かったのも問題ですがね。


で、その挙式ですが、当日の飛行機が遅れた関係で数分遅れてしまった友人が数名いたものの、
その他は特に大きな問題も無く無事終わりました。
強いて言えば、指輪交換時に弾いて貰った曲が
「間違いなくゲームの曲だ」と殆どの人にバレていた事くらいですかね。
さすがに曲名まではバレませんでしたけども。鋭いよみんな。

でもパイプオルガンアレンジの『EDEN』はかなり痺れました。
やっぱり頼んで正解だったよ!!
パイプオルガン最高!!


挙式の次は写真撮影を行いました。
まあ写真撮るだけなので難しいことはないだろうと思っていたのですが、
実際やってみるとメチャメチャ難しいので驚きましたね。
理由は、どのカメラを見て良いのか分からないから。
目の前にカメラカメラカメラカメラカメラカメラガメラカメラのオンパレード。
当然ながらそんな経験今まで一回もありません。
ヒーローインタビューでカメラを向けられるときの野球選手の気持ちがよく分かりました。
撮った写真を何枚か見せて貰ったのですが、やっぱり違う方向を向いてましたね・・・・・・。

最後にパーティですが、こちらも特に大きな問題も無く無事終わりました。
何せ堅苦しいのが苦手なのと、出てくる食事をきっちり食べたいのと、
参列者と話す機会を多く持ちたかったということから、
冒頭の挨拶と乾杯とケーキカット以外は何もやりませんでしたから。
基本的に食って飲んで会話するだけです。
これじゃ問題の起こりようがありません。

唯一拘ったのは「参列者と話す機会を多く持つ」という部分。
兄弟や友人の結婚式に何度か参列したことありますが、
披露宴やパーティで雛壇に座っている新郎新婦と話をすることは殆どできませんでした。
あれはちょっと嫌だったんです、私。
折角来てくれたのに殆ど会話もしないで終了ってのは寂しいなと。
だから、時間を決めて私と嫁さんで各テーブル(新郎家族、新婦家族、友人)を回るようにしました。
つまり雛壇にいる我々の所に来て貰うのではなく、我々から参列者のテーブルに行くぞということ。
これなら話す時間を多く持てますからね。

でも友人連中から嫁さんへの第一声が、
揃いも揃って「これから大変だね・・・・・・」だったのはどういうことデスカ?


・・・・・・と、こんな感じで無事結婚式を挙げてきました。
挙式やパーティの写真をここで掲載するのはさすがに自殺行為なのでしませんが、
(結婚式の写真にモザイク入れるとか暈すとかなんか嫌ですしね)
まあこんな場所で挙げましたということが分かる写真くらいは載せておきます。
夕方の雲が出てきた頃に撮った写真なのでちょっと暗いですが。







こうやって改めて見てみると、なんかゴルフ場みたいですね。

この後は旭川へ戻って友人連中と夜中まで二次会、三次会。
当然プライベートな話題が多かったので詳しい内容は書けませんけど、
簡潔にまとめると「エロゲ処分しろ」「ゲーム買う本数減らせ」「部屋片付けろ」
「結婚式までゲームミュージックかよ」「嫁さん大変だ」「大人になれ」「まだX68000かよ」

という話で盛り上がりました。
いつもの飲み会と殆ど変わんねーよ。

でも、友人が集まって「旭川で飲んでいる」というのは不思議な感覚でした。
ホント楽しかったです、はい。


7/9以降は北海道旅行です。
その模様は中編以降でお届けします。


<BGM>
月光(星野奏子)
[ EIGHT ELEMENTS OF THE STAR / KONAMI ]