第30回:物騒な世の中 (2000/11/07)


最近は何かと忙しくて日々の流れも早く感じてしまう今日この頃ですが、
物騒な事件が連続している現状に世紀末を感じずにいられません。

今年1年で「殺人」というキーワードを何度聞いた事か。
人への憎しみが生まれる事は少なからず否定致しません。
好きな人もいれば嫌いな人もいます。
でも、殺される立場の人を取り囲む方々が哀しむ姿を考えてみてください。
そして、もし自分の一番大切な人が、自分が犯そうとしている罪の被害者になったら
あなたはどんな気持ちになるでしょうか。
そういう哀しむ人間を作ってしまったら、
それこそ一生かかっても償えない罪を背負う事になるような気がします。

人それぞれの事情があるとは思いますが、
自分が接する人々の背後には、
その人を大切に思う人達が存在することを忘れて欲しくないですね。

ただ、私も完璧な平和主義者って訳ではありませんので、
それなりの人にはそれなりの罰が下ってもいいと思いますけど。

話は変わって、最近海外で起きたバスジャック事件で、
「テレビ局の人が犯人を説得した」という報告に対し、
何処かの局のアナウンサーが、

「説得した人は、
   日本で言えばみのもんたさんみたい方だったんですね」


と言ったのには、ズッこけたと同時に妙な説得力を感じてしまいましたが。
この説明で大概の日本人は納得するのかなあ・・・と。