第303回:2007年版ドラゴンズ(2007/05/01) | |
プロ野球のペナントレースが始まり野球ファンには堪らない季節がやってまいりました。 特に開幕直後の春先は花粉症で鼻がムズムズしながらも野球が観たくてウズウズする時期です。 2007年のシーズンが始まってから3度、我らが中日ドラゴンズの応援に球場へ足を運びました。 そんな中、個人的に大変衝撃的で驚いたことが一つ。 それは、 相手チームの攻撃時、ランナーが二塁にいるケース センター前&レフト前ヒットで三塁コーチャーが二塁ランナーを本塁へ突入させる シーンを二回目撃したことであります。 なおどちらもランナーは生還、つまり1点取られております。 昨年までのドラゴンズと今年のドラゴンズの大きな違いは、 ・アレックス退団 → 李入団 ・中村紀入団 → 森野が外野へ の二つが挙げられるのですが、その結果外野の守備が以下のように変わりました。 ・レフト :アレックス → 森野 ・センター:英智 → 李 これが結果的に去年までの「一点を守る野球」を難しくしてしまったなあ、と。 去年までのセンター・英智、レフト・アレックスの布陣では、 三塁コーチャーは間違いなくランナーをストップさせていたシーンです。 確かに李・森野に比べれば二人とも打つ方には大きな波がありますが、 守備に関しては明らかに英智・アレックスの方が上です。 そのアレックスも守備力・肩にも衰えが見えていたとはいえ、 単打で二塁ランナーをホームへ突っ込ませないくらいの抑止力はありましたし、 余程足の速くない選手であれば刺せるくらいの能力はまだありました。 ですが、李と森野ではランナーを突入させてしまう、 つまり相手チームには「今年のドラゴンズはホームを狙える外野陣だ」と思われているのです。 実際に私が観た李の返球は思わず「うーん」と唸ってしまうようなものでしたし。 これは3年間ドラゴンズの「守り勝つ野球」を観てきた自分にとって衝撃的でした。 そしてそれは「一点を貪欲に取りにいく野球」が出来なくなってしまったことにも繋がります。 一点でも余分に取られる状況で一点を貪欲に取りにいっても追いつけませんから。 今年の攻め方を観てて「嫌らしい小細工が少ないなぁ」と思いましたが、理由はそれだったのかなと。 勿論、それだけ打てば良いのですが打線は好不調のムラがあります。 (9人全員が調子良いなんてことは有り得ない話ですので) 例え打線の調子が良くても、相手チームのエースをぶつけられたら点を取るのは至難の業です。 タイミング良く好不調の波と試合の流れがくればいいのですが、 タイミングが悪かった場合は・・・・・・ズルズルいってしまう可能性も秘めています。 今年はここがちょっと恐いですね。 正直、投手陣に掛かる負担は間違いなく去年以上かと。 おそらく今年のチーム防御率は良くて3点台後半くらいになるでしょうね。 去年が3.10でしたが、0.5点くらいは守備のお陰で減らしたと思いますから。 ま、今年のチームの方針が「打ち勝つ」ならばそれはそれで構いません。 ファンとしては今の中日を一生懸命応援するだけです。 ファンもチェンジしなくてはいけませんので。 その姿勢は今も昔も変わりません。 考えてみると04年のゴールデングラブ賞二人(渡邉と英智)がベンチで一人がいない(アレックス)訳で、 数年前よりも守備力が格段に落ちるのは当たり前の話。 私の方が幻想と理想を追い求めていただけなのかもしれません。 どちらにせよ「一点を守る野球」「一点を貪欲に取りにいく野球」からのチェンジは事実であり、 これがどのような結果になるのか、今年一年応援しながらしっかり観させてもらうとします。 でも希望としては・・・・・・センターは英智を使って欲しいなぁ・・・・・・。 という訳で、以下個人的趣味満載の『英智祭』。 ・・・・・・同じような写真ばかりですけどね。 でもいいんです。目の前の英智が格好良かったから。 イニングの合間にキャッチボールをする英智を目の前で拝むことが出来たんですよね。 たまには内野指定席もいいなぁ。 あと現在一緒に観に行った嫁さんに「アライバ」の魅力を刷り込み中。 結構興味を持ってくれているのですが、 どうも「アラ×イバ」に脳内変換されてそうな予感。 <BGM> ythm(onoken) [ Omegaの視界 オープニングテーマ / ねこバナナ ] |