第402回:涙腺(2010/04/19) | |
私、かなり涙腺の弱い人間です。 「歳を取ると涙腺が弱くなる」とも言われますが、 私の場合はピッチピチに若い時もオッサンになった今も同じくらい涙腺が弱いです。 最近涙を流しまくってるのは機動戦士ガンダムの「MS IGLOO」シリーズ。 初めて友人の家で観たとき人目をはばからずボロボロ。 感動が忘れられずレンタルして観たとき同じくボロボロ。 サントラ買って聴いたら居ても立ってもいられなくなり再びレンタルしてまたまたボロボロ。 こりゃもうDVD買うしかないでしょ、息子に感動を伝える日のためにも(←今ココ) ※「MS IGLOO」を知っているかた前提に書きますが、 『滅びの美学』が描かれているだけではこんなに涙を流しません。 こんなに涙を流すのは、その中に『熱き漢達』の姿があるからこそ、です。 全編を通じて『あやかしびと』のような熱い漢達を体感できる、と言えば良いでしょうかね。 ただ、『あやかしびと』と違うところは、女性を感動に導くための材料にしていない所。 この部分は素直に凄いと思います。 【 参考 】 ・機動戦士ガンダム MS IGLOO 公式サイト http://www.msigloo.net/ ・機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線 公式サイト http://www.msigloo2.net/ ※作品の鑑賞には初代『機動戦士ガンダム』の知識だけはあった方が良いと思います さて、そんな涙腺の弱い私ですが、 このあいだインターネットの世界を適当に徘徊しているときこんな記事を発見しました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■ 最も泣いたゲーム、ドラクエをおさえ1位『ファイナルファンタジー10』 ■ 映画やテレビドラマに勝るとも劣らない個性豊かなキャラクターや綿密に練りあげたストーリーで多くのファンを魅了している“ゲーム”の世界。 プレイ中に自己を投影するあまり、思わず涙した人も多いのでは? そこでORICON STYLEでは「今までプレイした中で、最も泣いたゲームは?」というアンケートを実施したところ、 さまざまな社会現象を生み出してきた『ドラゴンクエスト』シリーズをおさえ【ファイナルファンタジー10】がトップに躍り出た。 (中略) 《 今までプレイした中で、最も泣いたゲーム TOP5 》 1位: ファイナルファンタジー10 2位: ドラゴンクエスト5 天空の花嫁 3位: ファイナルファンタジー7 4位: CLANNAD 5位: MOTHER2 ギーグの逆襲 【 参考 】 ・オリコンサイト記事 http://life-cdn.oricon.co.jp/70070/full −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− あ、『ドラクエ5』と『FF7』しかやったことないや。 しかも買ってプレーしたのは1つもありません。 (今現在、どのソフトも所持していない) まあ、こういったアンケートの対象者にはゲームをあまりやらないライトなユーザも含まれる訳で、 メジャーなタイトル&売れたタイトルが並ぶのは当然なんですよね。 その中でギャルゲーの『CLANNAD』がランクインしたってのは健闘したと言えるのでしょうか。 いや、『FF7』『MOTHER2』の内容を知っている人は少ないであろう 10代〜20代前半の若い子達にとってはむしろ触れやすいゲームなのかもしれませんけど。 ちなみに『ドラクエ5』も『FF7』も本体ごと借りてプレーしました。 両作品の発売当時、SFCもPSも持ってなかったんですよね。 前者はX68000(PC)に金を注ぎ込み、後者はSSに金を注ぎ込んでいたんで。 勿論、私が泣いたゲームなど星の数ほどありますし(←ちょっと大袈裟か?)、 この流れだと「Zac.的最も泣いたゲーム TOP5」を紹介するのが筋のような気もするのですが、 ちょっと捻りを加えて「Zac.的最も泣いたゲーム 2大メジャーRPG TOP1」の紹介をしてみましょうか。 世間で2大メジャーRPGと呼ばれている『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』で 最も泣いたナンバリングタイトルと泣き所はどこか、という話です。 ■ 最も泣いたドラゴンクエスト ■ ドラゴンクエストIV -導かれし者たち- − Zac.的泣きポイント − 幼馴染みの『シンシア』が主人公の身代わりになって死んだ場所(花畑の真ん中)を 調べてみると、シンシアの身に付けていた『はねぼうし』が見つかるところ。 「はねぼうしをみつけた。」のメッセージが出た瞬間、 胸の奥からブワッと来るような感じで一気に涙が溢れてきてAボタンが押せませんでした。 「子供の頃にイタズラで使ったモシャスを、大人になって主人公の身代わりのために使った」 というエピソードだけでもかなり涙モノなのに、『はねぼうし』で更に追い討ちを掛けるんだもの……。 この『はねぼうし』が主人公の持ち物の中に最後まであったのは言うまでもありません。 だって、シンシアの形見ですもん。 お店に売るなんて以ての外、どうぐぶくろ(?)にすら入れませんでした。 多分、ドラクエで泣いたのはこのシーンと、 バッテリーバックアップのデータが消えた時だけです。 ■ 最も泣いたファイナルファンタジー ■ ファイナルファンタジーVI − Zac.的泣きポイント − エンディングで流れる各キャラクターの脱出時の様子全般。 まずセッツァーの「お前の口癖だったな。ダリルよ。」の台詞でボロボロ、 続けてエドガー&マッシュの冒頭で転がってくるコインを見てボロボロ、 そしてロックのバンダナを落として拾いに戻るセリスを見てボロボロ。 最後にシャドウの「ビリーよ、もう逃げずに済みそうだ。温かく迎えてくれ。」の台詞でボロボロ。 欲を言えばカイエンも亡くなった家族を絡めるエピソードにして貰いたかったのですが、 (機械音痴の部分がクローズアップされただけだった) それでも切ない台詞や熱い演出の連続に涙ボロボロでした。 こちらは悲しくて泣いたのではなく格好良くて泣いたタイプになりますね。 「エンディングはこうでなくっちゃ!!」と猛烈に感動したこともあり、 以後、エンディングの演出には物凄く厳しくなりました(笑) なお、エドガー&マッシュの冒頭のコインは 表がエドガーの顔、裏がマッシュの顔になってますけど 作中のコインは『表裏一体』になっていました。(つまり両方表) ※エドガーかマッシュが王位継承をする話になったとき、 自由を求めていた弟・マッシュのために両方表のコインを用意し、 「表だったら俺が国王、裏だったらお前が国王」という賭けをしてワザと負けた 上記エピソードと『運命のコイン』の曲を思い出しただけでもウルウル来ます。 あまりにも格好良くて。 と、こんな感じです。 泣くタイミングが微妙と言われそうな気もしますが、 どちらも「ゲームに深く感情移入する人」ほど泣くんじゃなかろうか、 という泣きポイントだと思います。 しかし、道具を見つけただけのメッセージで泣けるのは 後にも先にも『ドラクエIV』しかないでしょうね……。 あ、思い出したらプレーしたくなってきました。 FC版は本体が無いんで、PS版でも引っ張り出すかDS版でも買おうかな。 みなさんの最も泣いたドラクエとFFはどのナンバリングタイトルでしょうか。 機会がありましたら教えてください。 <BGM> Almagest(Galdeira) [ beatmaniaIIDX17 SIRIUS ORIGINALSOUNDTRACK / KONAMI ] |