第409回:2010年ドラゴンズ快進撃 真の理由(2010/11/08)


惜しくも日本シリーズでは敗れてしまいましたが、
結果的にリーグ優勝&CS1位通過の輝かしい成績を残した我らが中日ドラゴンズ。

その優勝の大きな理由として、どの評論家も『投手力』という言葉を口にします。
いや、その言葉は決して間違いではありません。
12球団ワーストクラスのチーム打率と12球団No.1のチーム防御率が示すように、
投手力だけで勝ってきたのは事実です。
実際、中4日5日を無理に強いる必要がない安定した先発のコマと、
高橋(油断するとすぐ太る)、浅尾(歌舞伎町2丁目でも大人気のイケメン)
そして岩瀬(川上憲伸のマネージャーと間違えられた)の安定した後ろ3人は、
正直なところ『完璧』だったと思います。
落合監督が掲げた『1点を守り勝つ野球』……内野守備には若干の不安がありましたが、
きちんと実践できたシーズンだったと言えるでしょう。
なので、その言葉には間違いは無いのです。

ただ、私にはそれ以上の大きな理由があったとはっきり断言できます。
1年間通してチームを見ていたドラゴンズファン歴3×年以上を誇る私が言うことなので
間違いは無いと思って頂いて構いません、はい。

ドラゴンズがリーグ優勝&CS1位通過の快進撃を成し遂げた真の理由、
それは……この記事を見れは一目瞭然です。




そう、今年のドラゴンズの快進撃は、
この最後まで諦めない英智の姿勢があったからなのです!

簡単に説明しますと、対ソフトバンク戦・11回裏の2アウトランナー3塁から
誰もがサヨナラゲームを確信した完璧なレフト前ヒットを打たれたのですが、
打ったバッターが1塁に着くまではゲームセットではないと、
英智は猛然とチャージをかけてレフトからファーストへ矢のような送球をしたのです。

安西先生の「諦めたら試合終了だよ」という言葉は超有名ですが、
まさにそれと同じ事を考えて英智もファーストへ投げたのだと思います。
結果として間に合わずにサヨナラゲームとなりドラゴンズは敗戦しました。
ただこのプレーでドラゴンズ選手の「英智の最後まで諦めない気持ちを見習おう!」という意識が強くなり、
そしてこのプレーでドラゴンズファンの「最後まで諦めないで応援しよう!」という意識が強くなり、
最終的に交流戦後の8ゲーム差を引っ繰り返すという
歴史的なリーグ優勝を成し遂げたのだと……断言できます!

※ホークスファンのtalk氏はこの試合観てた可能性高いと思いますが、
  このプレーを観て、
  「ドラゴンズの本当の脅威は英智の諦めない気持ちだ」とか、
  「英智がいる限りドラゴンズは強い」とか
  「英智のこの気持ちがやがてドラゴンズを優勝に導くだろう」とか
  「今年の日本シリーズでホークスが注意しなければならないのは英智だ」とか
  「英智、英智ってなんだ、諦めないことさ」とか
  「英智、それは君が見た光」とか
  様々なことが脳裏に去来したに違いありません。おそらく。多分。


ここまで読んで「単なるZac.の英智贔屓じゃねーか!」と思った人が100人中100人くらいいると思いますが、

ええ、大体それで合ってます。


ただ、私はこういう泥臭く熱い選手がスゲー好きです。
自分は投手経験者ですが、こういう選手が後ろを守っていたら本当に勇気付けられます。
ファンもこういう選手の気持ちに応え、最後まで諦めないで応援しなければいけません。

ドラゴンズの勝利を最後まで信じる姿勢で、
来年も精一杯声を枯らせながら応援していきたいと思います。


あ、決してこんなこと考えてはダメですよ!


おい、英智ディスってんのか>中スポ・渋○



試合終了まで選手を信じて応援しましょうよ>某ゲーム会社社長
同じドラゴンズファンとして、ちょっと寂しかったです。


ま、それはそれとしまして……

中日ドラゴンズ、リーグ優勝&CS1位通過オメデトウ!

そして今年も沢山の感動をありがとう!



<BGM>
かげぬい(S.S.D.FANTASICA)
[ FANTASCAPE - Acr.1 / KONAMI ]