第63回:通勤時の怪 〜マラソン編(2001/07/06)


今日、どうしても会社に遅刻できない訳があったのにもかかわらず、
寝坊・・・ではないのですが、駅までの朝ダッシュを余儀なくされました。
(実に朝が弱い人間でして・・・)
ダッシュとは言え、ジョギングの延長みたいなものですが、
このクソ暑い時に走るというのは、あまり好ましくはないですね。

当然走っているのですから歩いている人は抜かしていきます。
風のように軽快なステップで人々の間をすり抜けていく私の姿は、
まるで忍者のようだったに違いありません。

で、私は走りながらある異変に気付きました。
後方から迫る足音があったのですが、私の聞き間違いでない限り、

人を追い越す度に足音が増えていたのです。

恐らく、皆さん同じような「遅刻」への不安を持っていたんでしょうね。
誰かが横を走り抜けていくと「ああ、そんなにヤバイ時間なのか」と思ってしまい、
自分も自然に走り出してしまう、そんな感じですか。
私だったら冷静に「ああ、大変だなあ」と思うだけですな。
普通の日だったら遅刻しそうだと諦めますから。

でも、この件で私が一番悔しかったことは、

是非、見る側の立場に居たかった

ということ。

それだと、職種混合年齢無差別大マラソン大会の光景を拝めたわけですよ。
今回は見せる側の立場に立っちゃいましたからねえ。
しかも、先頭で他のランナーを引っ張ってましたんで。

ちょっと勿体無いことしたなあ・・・。