第75回:W(ダブル)ガンナーとW(ダブル)2nd(2001/10/10) | ||||||
なんか変なタイトルで申し訳無いです。 意味は最近TFA以外で遊んだゲーム名から取ってあるんですけど、 何だか分かりますかね?(これだけで分かるわけないでしょう・・・) まあ、W(ダブル)と2回付いているので計4作品ということになります。 ガンナーの方は「ゼロガンナー2」(DC)と「スカイガンナー」(PS2)、 2ndの方は「メモリーズオフ2nd」(DC)と「サイレントヒル2」(PS2)であります。 あ、ゼロガンナーも「2」だった・・・ま、いいや。 結構メジャー所の作品なので、知ってる人は多いかと思います。 余程の事がない限り、コラムでゲームの話題は避けるようにしてきたんですけど、 タイトルに何か不思議な巡り合わせを感じたのと、どれも印象的なゲームだったので、 簡単ですがこの4作品について書かせていただきます。 少しだけ御付き合い頂ければ幸いで御座います。 <ゼロガンナー2> 全方向スクロールの2Dシューティングゲームです。 大きな特徴は自機を360度方向転換できるところ。 自機がヘリなので回転させることに違和感はありません。 従来の縦・横固定スクロールシューティングでは、基本的に自機の方向は固定されていますが、 ゼロガンナーの場合はスクロール方向が固定されておらず、敵も全方向から迫ってくるので、 自機を回転させることによって都度方向を変えて対処しよう、というシステムなのであります。 私が手を付けたゲームの中での近いところでは、 1998年にサクセスが出した「ガーディアン・フォース」(AC・SS)辺りになりましょうか。 (多分、ガーディアン・フォースの方が知名度低いんだろうな) 近年の傾向としては、大量の弾を避けて何とかするタイプと (怒首領蜂シリーズ、サイヴァリアシリーズなど) 大量の弾を撃たせて何とかして得点に結びつけるタイプが多いのですが、 (レイディアントシルバーガン、ギガウイングシリーズ、マーズマトリクス、プロギアの嵐、など) ゼロガンナー2はそれらに比べて弾数も多くないですし、 どちらかと言うと弾を撃たせる前に敵を倒していくというタイプに近いです。 深い部分の話をすると、実は高得点を狙うならいきなり敵を倒してはいけないゲームなんですが、 まあ、普通に撃ってても支障なく進むので単純明快なシューティングを楽しむことができます。 何せ最近は敵に弾を撃たせないとこっちが不利になってしまうようなゲームが多いですからね。 今では数少ないタイプのシューティングだということを考えれば、 結構人気がある作品というのも頷けます。 もう一つ、彩京の御家芸である「ボスがロボに変身する」もきっちり再現されております。 彩京シューターはこれがないと後味悪いそうで、 こういったファンのツボをしっかり掴んでいる所も見逃せません。 これでもかとばかり大袈裟に変身してくれますが、確かにカッコイイです。 ロボに変形するのは、やっぱり男のロマンですね これをやり始めたのは、最近あまりにもシューティングの腕が落ちたのを実感したからなのですが、 結構な数をこなしても昔の感覚に戻るまではいきません。 何かそれが悔しいんですよね。 ただ、嬉しいことに知人からサターンを譲って貰えたんで、 サターン時代に収集したシューティングコレクションをこなしていこうかな、と思っています。 なので、暫くゼロガンナー2はお休みです。 <スカイガンナー> 3Dシューティングゲームです。 このゲームの特出すべき部分は、何と言ってもその世界観。 徹底したほのぼのタッチの絵に、近代を彷彿させる設定、ヨーロッパを思わせる風景 作品にかなりのこだわりを感じます。 言うなれば、宮崎駿さんが描く世界観に近いような感じでしょうか。 ゲーム内容はミッションクリア型のシューティング。 「○○を護衛しろ」とか「○○を倒せ」とか任務が出されるので、それをクリアしていきます。 主人公は3人いまして、選んだキャラによって任務の難易度が変わります。 (最初は2人しか選べない) 敵の殲滅数、倒し方、任務の遂行度合いによって賞金が課せられ、 賞金如何ではパワーアップパーツが貰えたりと、 まともにやり込むにはそれなりの腕を磨かなければなりません。 でも、使うボタンは多いですが途中で投げ出してしまうほど複雑な操作は必要なく、 親切設計のシステムでカバーしています。 強いて言えば、照準を合わせるのが慣れるまで大変ですかね。 敵から離れ過ぎず近付きすぎず、微妙な所の調整が意外に難しい。 でも、慣れると敵の戦艦が撃つ雨霰のような数の弾の間をすり抜けながら戦艦に近付き、 砲台に機銃を撃ち込みつつ戦艦の下をすり抜ける、という行為が病みつきになります。 自機の動きに関する自由度は思ったより高いです。 これもこのゲームの魅力の一つだと思います。 ゲームそっちのけでただ飛んでいるだけでも、大空をかけることの楽しさが分かります。 カッコイイ戦闘機もいいんですけど、どちらかというと近代の飛行機の方が好きですね。 風を肌で感じられそうじゃないですか。 このゲームでもそんな感覚を得ることができます。 また、オープニングアニメは必見です。 素晴らしいまでに歌と映像が見事にマッチしています。 1日3回は見ないと気が済みません。 かなり痺れます。 思わぬところで良いゲームに出会いました。 当初はジャケットのセンスに惹かれて買っただけだったんですけどね。 今年に限定すれば、風雨来記級に製作者のこだわりを感じた作品です。 間違いなく今年やったゲームのベスト3に入るでしょうね。 久々にPS2買って良かったなあと思えました。
<メモリーズオフ2nd> ノベルタイプの恋愛アドベンチャーです。 音楽がピアノ楽曲中心だった前作が私の中で好印象だったので、音楽に期待して購入しました。 グラフィックが全体的に淡い色で統一されているのにも魅かれましたけど。 藤色を筆頭に淡い色に弱いんですよ、私。 購入の理由はそんな他愛もない理由でした。 まあ、画面綺麗だしとりあえず音楽良ければいいや、と。 で、プレイ後は見事に術中にはまったと言いましょうか、 非常に気に入ってしまいました。 ヒロインの白河ほたるという娘がピアノを弾くんですよ。 幼い頃からピアノを習っていて、ピアノコンクールに向けて猛特訓中という設定になっています。 ストーリーも切なくて感動的なのですが、 何よりピアノを自分の為に弾いてくれるというシチュエーションに参りました。 一人だけのピアノ演奏会、誰よりも聴いて欲しい人だけに捧げるピアノ演奏会、 ピアノコンプレックスの私にはちょっと悶絶モノです。 また、「てるてる坊主」が大きくストーリーに関わるのですが、 それに伴い、てるてる坊主の発祥・由来、そしててるてる坊主の歌が3番まであることなど、 雑学知識がちょっぴり深まったりもしました。 そして、そのてるてる坊主を結構上手く話に絡めていたので感心しました。 てるてる坊主に関しては機会があればコラムで紹介しましょうかね。 ・・・普通は知ってるのかな、発祥や由来って。 絵は相変わらず淡い系の色使いで綺麗です。 どうやら、イラストを描いているのが有名な方のようですね。 ジャケットの表裏に「Illustrated by ささきむつみ」と表記されています。 普通、ここまで書かないですからね。 前作も同じ方でした。確かに上手いです、綺麗です。 私も好きですね、こういう色使いの絵は。 ジャケットやマニュアルのセンスも悪くないです。 PS版のは知りませんが、DC版のジャケットはシンプルかつ美しいので気に入っています。 そして肝心の音楽ですが、個人的に前作にも増して良かったです。 叙情的で切ないメロディーがストーリーを盛り上げるのに一役も二役も買っていました。 勿論、単体で聞いてもOK。 サントラがまだ発売されていませんので、DCを起動させてMusicモードで流しています。 ちなみに前作はヒロイン(らしき人物)の性格が好きになれず、 話はそんなにピンとこなかったんですけどねえ。 いやあ、不思議不思議、ピアノの魔力。 なんというか、この作品も嬉しい誤算でしたね。 総合的にまとまっててとても良い作品です。
<サイレントヒル2> とりあえず、酔いました。 どうも自分視点でない3Dものに弱くなってしまいました。 というより、元々弱かったのかなあ。 レバーを前に倒すと進む、右と左で方向転換、という操作法がどうもしっくりこないようです。 何と言いましょうか、何処を見て良いのか分からないんですよ。 いきなり視点を変更されると進行方向の把握に戸惑ってしまいます。 (前に進んでいる事は分かるのですが) 前に進んでいるとは言え、画面上では自分が右から左へ移動していたのが 視点変更でいきなり下から上へ移動するような視点に変わるのに慣れないんですね。 で、結果的に気持ち悪くなる。 このゲーム、ホラーストーリーらしいのですが、 ホラー部分に辿りつく前に気持ち悪くなって断念してしまいました。 私にとっては残虐なシーンを見るよりも辛かったです。 結局、買って1週間くらいで同僚のカレー君に売っちゃいました。 総プレイ時間は多分1時間もいってないでしょう。 でも、売った金でサイレントヒル2のサントラを買いました。 ま、これでいいか。
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