第95回:こんな知り合いは嫌だ(2002/3/23) | |
情報化社会の驚異的な発展に伴って着々と進化を続けているインターネットの世界。 何事も進化の裏側には必ず弊害になる要因が潜んでいると言われますが、 インターネットの世界もまた、その格言に当てはまるものの一つです。 まあ、簡単に言ってしまえば『ウィルス』の存在ですね。 様々なメディアで騒がれてますので、少なくとも私のサイトに訪れる方々であれば 名前くらいは存じ上げていることでしょう。 んで、ここ何日かで「WORM_FBOUND.C」(エフバウンドC)というウィルスが出回り始めています。 これはシステム破壊・改変やファイル削除などを行わないので大騒ぎにはなっていないものの、 jpドメインだとメールの件名が日本語になって届くという用意周到な特徴があるため、 それなりに注意が必要だというウィルスであります。 私の職業柄そっち方面には結構な知識を持っている必要があるため、 ウィルス駆除ソフトを扱うソフトウェア会社のメールマガジンなどをチェックします。 上記のウィルスの報告も当然メールマガジンで送られてきましてその詳細を確認できました。 そのメールマガジンによると、 > 2. 「WORM_FBOUND.C」(エフバウンドC) > 〜jpドメインには日本語の件名で届くワーム〜 > ------------------------------------------------------------ > 「WORM_FBOUND.C」(エフバウンドC)は、日本を中心に広まっているワームです。 > 自分のコピーをメールに添付して、アドレス帳に登録されているアドレスに送信します。 > jpドメインの場合(****@co.jp、****@ne.jpなど)件名が日本語になるという特徴があります。 > このため、件名につられて添付ファイルを開いてしまったケースが多発したようです。 > このウイルスはシステムを改変したりファイルを削除するといった活動はありません。 > > <メールの特徴> > 送信者:ウイルス感染者 > ※知り合いの方である可能性が高いです。 だそうで、知り合いの方である可能性が高い以上、 ついつい開けてしまって感染した方々が多いと見受けられます。 で、そのメールマガジンには送られてきたときの「件名」リストも記載されていました。 リストを以下に記載しますが、ポイントは「知り合いの方である可能性が高い」という部分です。 > 件名:宛先メールアドレスが「.jp」ドメインの場合下記の候補の中から選ばれます。 > ・Re:例の件 > ・Re:重要 > ・Re:お久しぶりです > ・Re:極秘 > ・Re:こんにちは > ・Re:重要なお知らせ > ・Re:資料 > ・例の件 > ・重要 > ・お久しぶりです > ・極秘 > ・こんにちは > ・重要なお知らせ > ・資料 > ・蛙 > ・ウソコ > ・うんこ 差出人が知り合いだったら間違えて開いてしまいそうなそれっぽい件名なら兎も角、 う○こはねえだろ、うん○は。 そんな知り合いは、はっきり言って持ちたくありません。 (「蛙」や「ウソコ」もどうかと思いますけどね・・・) さておき、皆様ウィルスメールには気をつけてくださいね。 この御時世、最低でも駆除ソフトは配備しておいた方がいいですよ。 |