日本シリーズ第6戦 戦評

 

我らがドラゴンズにとって後がない第6戦。

 

今日も5安打2得点の平常運転で胃の痛みはいつも通り。

テレビを長男に占拠されてネットでの観戦もいつも通り。

 

でも、ズルズルとドラゴンズワールドに引き込んで3勝3敗のタイに持ち込むことができました。

第5戦の負け方が嫌な感じだったので心配でしたが、

 

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 英智の華麗な守備固めで流れを持って行かせなかったのが大きかったのかと。

 

やっぱり外野に英智がいるとヒットゾーンが分からなくなってバッターが混乱するんですよ。

「何処に打てばいいんだ!何処に打っても英智が悠然と構えている気がする!!」

みたいな感じで。

そう、9回裏を3者凡退に抑えた真の立役者は英智なんです。

 

と、英智が試合に出たら日本シリーズの戦評に必ず書いてやろうと思っていたことはさておき、今日のポイントは......

 

ドラゴンズ側は間違いなく吉見の好投でしょうね。

「第5戦が嫌な負け方」「場所が相手のホーム」「負ければ終わり」「でも勝てば逆王手」という状況の中、

集中力を切らさず自分のピッチングができた吉見は本当に素晴らしいの一言。

私が同じ立場でマウンドに立ったら、わざと危険球投げて退場しますよ。

実際のところどうかは分かりませんが、一応ホークス側に明日の試合まで引き摺りかねない

プレッシャーを与える形にもなりましたからね。

 

ホークス側は幾つかありますが......一番大きいのは8回裏の攻撃かな。

ノーアウトで出た多村をバントで送る......作戦としては普通に間違っていませんし、

第1戦の戦評で書いた通り「1点」が重くなるドラゴンズ相手には確実に二塁へ進める形を取るのがベストです。

ただ、絶対に決めなければいけないシーンで犠打経験の少ない長谷川がバッターだったのはドラゴンズ的にラッキーでした。

もしここが犠打の上手い本多や細川だったら......胃薬を追加することになっていたとも思います。

(ま、その場合はフィールディングの良さに賭けて浅尾を投入していたかもしれませんけど)

 

あと、「そんなに飛び出さなくていいのに」と思ってしまうほど飛び出していた多村が謎。

おそらくワンバウンドしたと思ったんだろうなぁ......でなければ同じ帰塁ができないにしても理解し難い状況です。

結果論ですが、次のカブレラがヒットだっただけに余計勿体なかった。

もっと丁寧に慎重に攻めていたら、例え8回が無得点でも流れを引き寄せて9回に期待できたのではと思います。

 

しかし、ドラゴンズファンとホークスファンは胃が痛いでしょうけど、

両チームを贔屓していない野球ファンにとって今年の日本シリーズは物凄く面白いだろうなぁ......。

 

さあ、泣いても笑っても明日で決まる......はずです。

この時期まで贔屓チームの試合が観戦できる&応援できることの喜びを噛みしめつつ、

落合野球の8年間の軌跡を思い返しながら最後の試合を存分に堪能したいと思います。

 

つか、山井が先発してとんでもないことをしてくれるに違いありません。

多分、『ノーヒットノーラン』か『初球危険球退場』のどっちか。

(森野がエラーするので完全試合にはならないというオチ)

 

えっ?明日も長男にテレビを占領されるって??

嫁さんの携帯借りてワンセグで見ればいいと今更ながら気付いたので無問題!