日本シリーズ第2戦 戦評

 

さて、昨日に引き続き『ドラゴンズ vs ホークス』の日本シリーズ戦評を。

第1戦は見事にホークスを『ドラゴンズ野球』へ引き込んだので、第2戦も期待したいところ。

ちなみにドラゴンズ野球とは『貧打戦』『ホームが遠い』『1点差ゲーム』などのことを言います。

 

なお、今日は6回まで行きつけのバーで家族と食事をしながらの観戦。

(マスターが中日ファンの私に気を使って点けてくれた)

7回以降は自宅に戻ってインターネットでの観戦。

ドラえもんやアソパソマソをエンドレスワルツな長男にテレビを奪われてるからね!

 

ま、とにもかくにも大事なのはまず私の英智と佐伯がベンチ入りを......

 

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......さ、戦評に入りましょうか!!

 

世間の大方の予想通り、うちが吉見、ホークスが杉内が先発。

そして6回まで0対0、杉内に至っては1安打ピッチングと予想通りの投手戦になった訳ですが、

観戦している限りどちらのピッチャーも『運』に助けられてた感じでした。

吉見はカウントを稼ぐ球が甘く入り過ぎ、杉内はストライクとボールがはっきりしている、

なのでどちらのバッターもちゃんとボールを捉えていたのですが......当たりが伸び過ぎたり正面を突いたりのオンパレード。

こういう試合展開だと得てしてミスで決まるものですが......どちらも守備に大きなミスは無し。

 

なにせ森野とブランコが無難に守備をこなして荒木がちゃんとファーストに投げたんだから!

うちのピッチャーにとってこんなに運が良い展開はありません。

 

そんな訳でどちらも殆ど「隙」を見せなかった試合なんですが......ポイントになったのは『足』かなぁ、と。

ドラゴンズはバッテリーがきっちり封じた、ホークスはバッテリーが荒木を気にし過ぎて傷口を広げた。

確かに10回2アウトで1塁に足の速いランナーだったら間違いなく仕掛けてくるところなんですが、

 

基本的に今年の荒木は『走る走る詐欺』ですから。

 

今日のようにプレッシャーを掛けるシーンは何度もありましたけどね。

CSのヤクルト然り、荒木の今シーズンの分析が甘かったと言わざるを得ません。

もしかすると、ホークス側が同じ状況だったら間違いなく走ってくる=走ることが当たり前だと思っているため

バッテリーもベンチも『荒木なら走るっしょ』と思い込んでしまったのかもしれません。

 

いやいや、ドラゴンズの走れない野球を舐めてもらっちゃ困ります。

 

なお、谷繁の「配球」は相変わらず見事としか言いようがありません。

岡本(真也)相手だとど真ん中にミットを構えることが多かったので、

基本的には出てくるピッチャーのコントロールが良いこそできる配球だと思いますが、

打者の内角をグイグイ攻め、外角を上手く使っているのは勿論のこと、

ランナーが3塁にいても失投や後逸が怖いフォークを臆することなく要求できるんだからなぁ。

2回の多村とか、打たれましたが7回の川崎とか。

 

ま、今日も相変わらず胃薬必須の試合でしたが、ホークスファンも同じ気持ちを味わったことだと思います。

このまま名古屋でもうちの野球に持って行けたらいいな、と。

上手くいけば冗談抜きで全試合『2-1』みたいな展開になるかもしれませんね。

 

しかし、うちの浅尾も凄いですがホークスのファルケンボーグも凄いなぁ......。

あんなの打てる気しないよ!ファルケンから点取ったチームってどこよ!

......と思ったのですが、よく考えたら交流戦でうちが点取ってました。ビックリ。